原油価格、75ドル超に上昇へ 数カ月以内に安定=イラク石油相

原油価格、75ドル超に上昇へ 数カ月以内に安定=イラク石油相
12月6日、イラクのアブドルジャバル石油相(写真)は、原油価格は1バレル当たり75ドル超に上昇するとの見通しを示した。バグダッドで11月撮影(2021年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
[6日 ロイター] - イラクのアブドルジャバル石油相は6日、原油価格は1バレル当たり75ドル超に上昇するとの見通しを示した。
同石油相は国営テレビとのインタビューで、石油輸出国機構(OPEC)は、消費者や生産者全ての利益を維持する「前向きな方法でエネルギー市場をコントロール」しようとしていると語った。
さらに、現在の原油価格は生産者にとってふさわしい水準ではなく、数カ月以内に安定した水準に戻ることを期待していると述べた。
OPEC加盟・非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は2日に開催した閣僚級会合で、協調減産幅を毎月日量40万バレルずつ縮小するという現行の計画を来年1月も維持することで合意した。
同石油相は、消費減少の兆しがあるもののOPECプラスが現行の増産計画を維持したのは、OPECプラスが石油の安定供給を目指しているからであり、消費の減少は非現実的で市場が回復すると確信しているからだと語った。

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