欧州株式市場=続落、総選挙実施のイタリア株は上昇

       [26日 ロイター] - 週明けの欧州株式市場は3営業日続
落して取引を終えた。経済活動の悪化を示す指標が発表されたことや、
中央銀行による金融引き締めを背景に景気後退への懸念が強まり、リス
ク回避の売りが優勢となった。銀行株やヘルスケア銘柄、一部のディフ
ェンシブ部門の下落が目立った。
    一方、総選挙で右派連合が上下両院で過半数を握ったイタリアの株
価は上げた。
    ドイツのDAX指数は0.46%安。IFO経済研究所が
発表した9月の業況指数が予想より悪化したのが嫌気された。
    イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は0.67%、
イタリアの銀行株指数は0.70%それぞれ上昇。右派
連合を率いるジョルジャ・メローニ氏がイタリア初の女性首相になるの
が確実な情勢で、脆弱な連立政権が長年続いた同国政治に異例の安定を
もたらすとの見方が買いを後押しした。
    格付け会社DBRSは、右派政権が誕生してもイタリア経済のファ
ンダメンタルズに大きな変化はないだろうとの見方を示した。
    個別銘柄では、スイスの暖房・換気装置メーカー、ベリモ・ホール
ディングが8.5%上昇。ベレンベルクが市場は成長性を十分
に評価していないとして同社を格上げしたのが材料視された。
 <株式指数>              終値   前日比     %   前営業日  コード
                                                      終値  
 STOXX欧州600    388.75    -1.65  -0.42     390.40          
 種                                                         
 FTSEユーロファー   1540.75    -4.46  -0.29    1545.21          
 スト300種                                               
 ユーロSTOXX50   3342.56    -6.04  -0.18    3348.60  <.STOXX50E
 種                                                         >
    
 (ーからご覧ください)

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