アジア株式市場サマリー:引け(30日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [30日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 3446.8564 - 28.0447 - 0.81 3468.3022 3469.0872 3426.9023 前営業日終値 3474.9011 中国 CSI300指 5123.489 -40.680 -0.79 5156.356 5163.252 5094.929 数 前営業日終値 5164.169 香港 ハンセン指数 28724.88 -578.38 -1.97 29143.43 29154.75 28701.69 前営業日終値 29303.26 香港 ハンセン中国株 10825.25 -224.63 -2.03 10971.68 10980.09 10810.80 指数 前営業日終値 11049.88 韓国 総合株価指数 3147.86 -26.21 -0.83 3176.43 3179.43 3143.38 前営業日終値 3174.07 台湾 加権指数 休場 - - - - - 前営業日終値 - 豪 S&P/ASX 7025.80 -56.50 -0.80 7082.30 7082.30 7012.80 指数 前営業日終値 7082.30 シンガポー ST指数 3218.27 -3.31 -0.10 3218.90 3237.23 3217.22 ル 前営業日終値 3221.58 マレーシア 総合株価指数 1601.65 -6.85 -0.43 1615.21 1615.60 1600.05 前営業日終値 1608.50 インドネシ 総合株価指数 5995.616 -17.345 -0.29 6026.528 6033.900 5985.02 ア 前営業日終値 6012.961 フィリピン 総合株価指数 6370.87 -116.64 -1.80 6475.61 6476.11 6370.87 前営業日終値 6487.51 ベトナム VN指数 休場 - - - - - 前営業日終値 - タイ SET指数 1583.13 -7.33 -0.46 1591.12 1593.23 1580.74 前営業日終値 1590.46 インド SENSEX指 48782.36 -983.58 -1.98 49360.89 49569.42 48698.08 数 前営業日終値 49765.94 インド NSE指数 14631.10 -263.80 -1.77 14747.35 14855.45 14601.70 前営業日終値 14894.90 東南アジア株式市場は軒並み下落した。マニラ市場の下げ幅が大きかった。中国製造 業購買担当者景況指数(PMI)の低下と、同国政府によるインターネット企業への取り 締まりをめぐる懸念で地合いが悪化した。 マニラ市場の主要株価指数PSEiは1.8%安の6370.87で引けた。下落率 は6週間ぶりの大きさ。外国勢の売りと新型コロナウイルス感染拡大で長引くロックダウ ン(都市封鎖)が相場を押し下げた。 INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「マニラ市場は連日の外国勢の売り越し が重しとなって一段安となった。投資家は首都圏でロックダウンが長引いていることを引 き続き懸念している」と述べた。 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.1%安。四半期決算 で純利益が市場予想を上回った東南アジア金融最大手DBSグループ・ホールディングス が買われ、同指数を支えた。 中国株式市場は反落して引けた。4月の製造業PMIが低下したほか、引き締め策や 米中の緊張を巡る懸念が引き続き相場を圧迫した。 国家統計局が発表した4月の製造業PMIは、前月から低下し予想を下回った。供給 や輸送のボトルネックが生産を圧迫したほか、外需の伸びが鈍化した。 ただアナリストやトレーダーは、全体的に堅調な経済成長を背景に政府には金融市場 のバブル阻止の余地があるとみている。 労働節の連休を控え、警戒感が強まった。金融市場は5月1─5日は休場となる。 連休中の旅行者は過去最多となる見込みで、海外旅行はできないことから国内経済に 短期的な恩恵をもたらすと予想されている。 米中の緊張も相場の圧迫要因となった。 バイデン米大統領は28日の施政方針演説で中国に言及。インド太平洋地域における 米国の強力な軍事的存在感を維持する方針を示した。 香港市場も反落。ハイテク株が下げを主導した。中国当局がフィンテック企業の取り 締まりを強化していることが背景。 週間ベースでは、それぞれ1.2%安、2.2%安。 ハンセン・テック指数、ハンセンIT指数は、それぞれ2.2% 安、2.3%安。 シドニー株式市場は反落して引けた。石油・ガス大手ビーチ・エナジーの油田埋蔵量 と収益見通し下方修正が投資家心理の重しとなった。S&P/ASX200指数の月間の 上昇率は5カ月ぶりの大きさとなった。 ビーチ・エナジーは24%安と下げを主導した。同社は南オーストラリア州 のウエスタン・フランク油田の生産量減少を踏まえ、国内に保有する油田の推定埋蔵量と 業績見通しを下方修正した。 コムセックの市場アナリスト、ジェームス・タオ氏は、4月の中国製造業購買担当者 景況指数(PMI)が同国の景気回復の遅れや需要の緩みに加え、貿易相手国であるオー ストラリアへの影響を示唆していると指摘。「トレーダーは月末の利食い売りに動き、き ょうの相場を引き下げた」と述べた。 金鉱株指数は2.2%安。国内最大手のニュークレスト・マイニングは一時2.6%安となった。米国債利回りの上昇を背景に金相場が下落したことを受け た。 エネルギー株指数は1.7%安。ビーチ・エナジーの下げに加え、石油消費 大国のインドとブラジルの大規模なロックダウン(都市封鎖)をめぐる懸念による原油安 が嫌気された。 ソウル株式市場は続落して引けた。海外勢による大規模な売りと大型ハイテク銘柄の 下落が下げを主導した。中国製造業購買担当者景況指数(PMI)の低下と、同国政府に よるインターネット企業の取り締まり強化が投資家心理の重しとなった。 総合株価指数(KOSPI)は4日続落、週間での下落率は1.20%と、9週間ぶ りの大きさ。月間ベースでは2.82%上昇し、6カ月続伸となった。 主要銘柄では、半導体大手のサムスン電子が0.24%安、同業SKハ イニックスが1.54%安。電池メーカーのLG化学は2.00 %安、インターネット検索大手ネイバーは1.91%安となった。 4月の中国PMIの伸びは市場予想を下回った。供給面での障害が生産活動を圧迫し たほか、海外からの需要も減退した。 中国金融当局がインターネット上のプラットフォームを運営する国内13社に規制順 守を求めて行政指導を行ったことから、地合いは一段と悪化。独占禁止法に基づく取り締 まりの一環で、インターネットサービス大手の騰訊(テンセント)などが対象となった。 外国人投資家は5559億ウォン(約4億9994万ドル)相当の売り越し。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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