ホットストック:ソフトバンクGが大幅続落、戻り相場一服で需給悪化

[東京 15日 ロイター] - ソフトバンクグループが大幅続落している。同社株の底入れの動きが市場全体に安心感を与えていたものの、8日に7680円まで短期間で2割以上の上昇を記録した戻り相場が一服し、その間に上値で新たな買い玉が取り残された格好となるなど需給が悪化したことで、再び下値模索の動きとなっている。
午前9時15分現在、前日比200円安近辺で推移しているが、除数27.769で計算すると、同社1社で日経平均を約60円押し下げる要因になっている。
前週末現在の信用倍率は12.82倍。前週1週間で信用売り残は、25万5600万株減少し159万7000株となる一方で、信用買い残は231万0300株増加し、2048万1000株となった。
また、同社は14日、ラテンアメリカ市場のテクノロジー企業に特化した2つ目の私募ファンド、ソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド2を設立し30億米ドルをコミットすると発表したが、これは材料視されていない。

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