米MET元指揮者J・レバイン氏死去、セクハラ疑惑で解雇

米MET元指揮者J・レバイン氏死去、セクハラ疑惑で解雇
米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督を約40年間にわたって務め、セクハラ疑惑を受けて2018年に解雇されたジェームズ・レバイン氏が9日に死去していたことが分かった。77歳だった。ボストンで2001年10月撮影(2021年 ロイター/
[17日 ロイター] - 米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督を約40年間にわたって務め、セクハラ疑惑を受けて2018年に解雇されたジェームズ・レバイン氏が9日に死去していたことが分かった。77歳だった。
担当医によると、カリフォルニア州パームスプリングスで老衰のために死去したという。
1971年にMETデビュー以来、85作のオペラ公演を約2500回指揮したほか、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団やボストン交響楽団など、欧米の主要オーケストラを指揮した。
健康問題で2016年に音楽監督を退任したが、男性3人に対するかつてのセクハラ行為が明らかになり、18年に解雇された。レバイン氏はその後、契約違反や名誉毀損でMETを相手に訴訟を起こし、350万ドルの支払いを受けることで和解していた。

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