個人情報収集巡る提訴は可能、米最高裁がFBの訴えを棄却

個人情報収集巡る提訴は可能、米最高裁がFBの訴えを棄却
 3月22日、米交流サイト大手フェイスブック(FB)がユーザーのログアウト後も他のウェブサイトの閲覧履歴などの個人情報を違法に収集していたとして訴えられている問題で、米最高裁は22日、訴訟は無効との同社の訴えを棄却した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで2015年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
[22日 ロイター] - 米交流サイト大手フェイスブック(FB)がユーザーのログアウト後も他のウェブサイトの閲覧履歴などの個人情報を違法に収集していたとして訴えられている問題で、米最高裁は22日、訴訟は無効との同社の訴えを棄却した。
原告はフェイスブックの行為が連邦通信傍受法とカリフォルニア州のプライバシー保護法違反と訴えている。フェイスブックは通信傍受法違反に関してのみ上告していた。
訴訟は原告4人による集団訴訟で150億ドルの損害賠償を求めている。裁判所に提出された書類によると、フェイスブックは2011年に外部から指摘を受けてユーザーの同意を得ていない情報収集を中止した。
一審の連邦地裁は2017年に訴えを退けたが、サンフランシスコの連邦高裁が2020年にこれを覆した。

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