米金融・債券市場=長期債利回り小幅上昇、リスク選好改善
(表のレートを更新しました) [29日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 96*26.00 1.3806% 柄) 前営業日終 97*00.50 1.3720% 値 10年債(指標銘 17時05分 99*31.50 0.6266% 柄) 前営業日終 99*28.00 0.6380% 値 5年債(指標銘柄 16時57分 99*28.00 0.2752% ) 前営業日終 99*24.50 0.2970% 値 2年債(指標銘柄 17時02分 99*30.25 0.1524% ) 前営業日終 99*29.25 0.1680% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月 179*01.00 179*03.00 限 Tノート先物9月 139*10.50 139*07.00 限 米金融・債券市場では、リスク選好の改善から長期国債利回りが小幅上昇した。10 年債利回りは約1ベーシスポイント(bp)上昇し0.6413%。30年 債利回りは2.5bp上昇し1.397%。 アクション・エコノミクス(サンフランシスコ)のシニアエコノミスト、キム・ルパ ート氏は、先週見られた質への逃避買いの巻き戻しが出たと指摘。ただ、複数の州で新型 コロナウイルス感染者の増加から経済活動再開の動きが停止するなど、先行きを巡る不確 実性が根強いことから、国債相場は短期的に底堅い展開が予想されると述べた。 新型コロナ感染症による死者は世界全体で50万人に達したほか、世界の累計の感染 者数は1000万人を突破した。死者数の増加ペースはこの数週間で落ち着きつつあるも のの、公衆衛生の専門家らは、米国やインド、ブラジルでの新規感染者数の記録的な増加 や、アジアの一部諸国における感染再拡大に懸念を示している。 USバンク・ウエルスマネジメント(ミネアポリス)の債券調査部長、ビル・メルツ 氏は、リスク選好の観点から長期債利回りの大幅な動きは見込まれず、短期債も米連邦準 備理事会(FRB)の影響下にあることから、国債市場は「年末にかけ最も投資妙味の薄 い市場の一つ」になり得ると指摘した。 2年債と10年債の利回り格差は47.90bpと、先週末から約1 bp拡大した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 6.50 -0.50 U.S. 3-year dollar swap spread 5.50 -0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 3.50 -0.25 U.S. 10-year dollar swap spread -2.50 -1.00 U.S. 30-year dollar swap spread -50.00 -1.25 (い)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」