ソフトバンクGが11%安、上昇基調の反動で売り加速

[東京 14日 ロイター] - 14日の株式市場でソフトバンクグループが急反落し、11%安で推移している。午前9時50分現在、東証プライム市場の値下がり率上位に入り、日経平均を160円ほど押し下げている。
市場では「(11日の)決算内容は特に驚きはなかったが、10月初旬から同社株は上昇基調が続いていたので、決算をきっかけに反動の売りが出たようだ」(国内運用会社)との声が聞かれた。また、SBGの投資先はナスダック指数以上に成長バイアスがかかった企業群が多いとし、「目先のSBG株はナスダックの動きに一喜一憂するような推移となりそうだ」(同)という。
ジェフリーズのアナリストは「自社株買いの発表に期待していたが、それがなかった」とコメントしている。
同社が11日に発表した2022年7─9月期決算(国際会計基準)は、純損益が3兆0827億円の黒字だった。4─6月期は3兆1627億円の赤字で、3四半期ぶりに黒字転換した。

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