原油先物3%安、リビア増産・コロナ感染拡大が重し

原油先物3%安、リビア増産・コロナ感染拡大が重し
米国時間の原油先物は約3%下落した。リビアの増産で供給過多が発生するとの懸念の中、欧米で新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからないことが重しになっている。テキサス州ミッドランドで昨年8月撮影(2020年 ロイター/Jessica Lutz)
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約3%下落した。リビアの増産で供給過多が発生するとの懸念の中、欧米で新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからないことが重しになっている。
清算値は北海ブレント先物が1.31ドル(3.1%)安の1バレル=40.46ドル、米WTI原油先物が1.29ドル(3.2%)安の38.56ドル。
ライスタッド・エナジーの原油市場責任者、Bjornar Tonhaugen氏は「原油市場にとって幸先の悪い月曜日になった。感染第2波の発生を受け厳しい抑制措置が導入される恐れがあると以前から警告してきたが、これが現実になりつつある」と述べた。

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