ロシア軍兵士に終身刑、ウクライナで初の戦争犯罪裁判

[キーウ 23日 ロイター] - ウクライナの裁判所は23日、ロシアの侵攻に伴う初の戦争犯罪裁判で、非武装の民間人を殺害した罪に問われたロシア軍兵士に終身刑を言い渡した。
戦車指揮官のバディム・シシマリン被告(21)は、2月28日にウクライナ北東部のチュパキフカ村で62歳の民間人を射殺したとする罪を認めていた。判事は被告が上官による「犯罪命令」を実行したと述べた。
ウクライナは、1万件以上の戦争犯罪疑惑を把握しているとしている。
 5月23日、ウクライナの裁判所は、ロシアの侵攻に伴う初の戦争犯罪裁判で、非武装の民間人を殺害した罪に問われたロシア軍兵士(写真)に終身刑を言い渡した。キーウで23日撮影(2022年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)
被告の弁護士は、「社会からある種の圧力」があったとして、判決に驚いていないと述べた上で、控訴手続きを取ると述べた。
ロシア大統領府からは今のところ今回の判決についてコメントを得られていない。
*動画を付けて再送します。

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