訂正(15日配信の記事)-アストラと第一三共の乳がん治療薬、生存期間の改善を確認

アストラと第一製薬の乳がん治療薬、生存期間の改善を確認
 8月15日、アストラゼネカは、第一三共と共同開発した乳がん治療薬「エンハーツ」について、HER2低発現乳がん患者のがん進行を遅らせることを確認したと発表した。写真は6月27日撮影。アストラゼネカ提供(2022年 ロイター)
[15日 ロイター] - アストラゼネカは15日、第一三共と共同開発した乳がん治療薬「エンハーツ」について、HER2陽性乳がん患者(訂正)のがん進行を遅らせることを確認したと発表した。さらなる承認取得の可能性が高まった。
HER2は、がんの増殖と転移をもたらすタンパク質。後期臨床試験で、無増悪生存期間(病状が悪化せずに生きられる期間)に改善が見られたとしている。
米食品医薬品局(FDA)は今月、エンハーツをHER2低発現乳がん患者に使用することを承認した。投与できる患者の範囲が大幅に広がり、数十億ドル規模の売り上げ増加につながる可能性がある。
エンハーツの2021年の売り上げは2億1400万ドルだった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab