サル痘で新たに2人死亡、感染者は前回報告から77%増=WHO

サル痘で新たに2人死亡、感染者は前回報告から77%増=WHO
世界保健機関(WHO)は、欧米などを中心に感染の報告が相次いでいるサル痘について、6月27日の前回の報告以降で、新たに2人が死亡したと発表した。イラスト写真。(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ジュネーブ 7日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、欧米などを中心に感染の報告が相次いでいるサル痘について、6月27日の前回の報告以降で、新たに2人が死亡したと発表した。今年に入ってからの死者数は合わせて3人となった。また、サル痘が新たな地域に広がっていることも明らかにした。
WHOによると、感染者数は6027人となり、前回の報告から77%増加。その大部分が欧州だった。ただ3人の死亡例は全てアフリカで報告されたという。
性別の情報が得られた感染例のうち、99%以上が男性だったことも判明した。
「1人または複数の男性パートナーと最近性交渉を行った男性との間で、性交渉を持った男性が感染の中心になっている。今のところ、こうした関係性の外で感染が広がる兆候はないことが示唆されている」とした。
テドロス事務局長は6日、サル痘が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に相当するかを助言する緊急委員会を今月18日の週かそれ以前に再び招集すると発表した。

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