サウジ、中国・習主席に訪問招請 5月にも実現か=米紙

サウジ、中国主席をリヤド訪問に招待 5月にも実現=米紙
サウジアラビアは中国の習近平国家主席(写真)に対し、リヤドを訪問するよう招待した。11日撮影(2022年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[14日 ロイター] - サウジアラビアは中国の習近平国家主席に公式訪問を招請した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が14日、報じた。早ければ5月に実現する可能性があるという。
米国との間にひずみが生じる中、訪問が実現すればサウジアラビアが中国との関係を深める可能性がある。
2021年1月のバイデン氏の米大統領就任以来、イエメンの紛争や、サウジアラビア人記者カショギ氏が18年にトルコのサウジ領事館内で殺害された事件を巡り、サウジと米国の関係は緊迫している。
WSJによると、サウジはトランプ前大統領が17年に同国を訪問した時のように、習氏を手厚く歓迎したい考え。
同紙はサウジ政府当局者の話として、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と習氏は「親しい友人」で、どちらも関係強化の余地はかなり大きいと理解しており、単なる石油や兵器の貿易にとどまらない、と伝えた。
サウジ政府と中国外務省に報道についてコメントを求めたが、回答はない。

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