アリババ株一時急落、「馬氏」捜査と報道 後に創業者でないと判明

アリババ株一時急落、「馬氏」捜査と報道 後に創業者でないと判明
 3日午前の香港株式市場で、中国電子商取引大手アリババが一時9.4%急落した。中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が、浙江省杭州市当局が「馬」という名字の人物を国家の安全を脅かす行為をした疑いで捜査していると伝えたことが材料。写真はアリババのロゴ。北京の同社オフィスビルで昨年8月撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)
[香港 3日 ロイター] - 3日午前の香港株式市場で、中国電子商取引大手アリババが一時9.4%急落。中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が、浙江省杭州市当局が「馬」という名字の人物を国家の安全を脅かす行為をした疑いで捜査していると伝えたことが材料。ただその後の報道で創業者の馬雲(ジャック・マー)氏ではないと分かり、株価は持ち直した。
0310GMT(日本時間午後0時10分)時点でアリババ株は1.1%安。
アリババをはじめとするインターネット企業は、市場の独占や個人情報保護などの観点でここ数年、当局の取り締まり強化の矢面に立っている。取り締まりが強化され始めてから、マー氏は公の場にほとんど姿を見せていない。

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