米軍、核搭載可能ICBM発射実験中止 ロシアに配慮

米軍、核搭載可能ICBM発射実験中止 ロシアに配慮
米軍は、ロシアとの核の緊張をエスカレートさせないよう、核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を中止した。写真は2017年の発射実験。提供写真(2022年 ロイター/U.S. Air Force/Senior Airman Ian Dudley/Handout via REUTERS)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米軍は、ロシアとの核の緊張をエスカレートさせないよう、核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を中止した。米空軍が1日、ロイターに明らかにした。
国防総省は、ロシアが核戦力を含む軍の核抑止部隊を高度な警戒態勢に置いたことを受け、3月2日に同発射実験の延期を表明。米ロ双方が「誤算のリスクを念頭に置き、リスクを軽減する必要がある」としていたが、中止はしないとしていた。
空軍のアン・ステファネク報道官は、延期時と同様の理由で中止が決定されたと表明。次回のミニットマン3の発射実験は年内に予定されている。

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