中国・香港株式市場・大引け=続落、規制強化で石炭・ハイテク株などに売り
(香港市場を追加しました) [上海 27日 ロイター] - 中国株式市場は続落。中国政府が新たな石炭価格抑 制策を打ち出したことから、石炭株が売られた。一方、国務院が二酸化炭素(CO2)の 排出を2030年までにピークアウトするための行動計画を発表したことを受けて、環境 保護関連銘柄は上昇した。 上海総合指数終値は35.3325ポイント(0.98%)安の3562. 3052、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI30 0指数は64.934ポイント(1.31%)安の4898.164。 石炭株指数は4.2%安。エネルギー株は3.2%下落した。 中国当局は石炭価格抑制に向け、主要生産地域の一部で貯蔵施設を「整理」し、無許 可の施設を排除する方針を明らかにした。 生活必需品株、ヘルスケア株、半導体株も1.2─ 1.8%下落した。 一方、気候対策の行動計画発表を受け、環境保護産業指数、新エネルギー 指数、新エネルギー車指数は2%超上昇した。 中国招商証券はノートで、発電のための化石燃料はなお温暖化ガスの主な原因だが、 新エネルギーの利用が炭素中立達成の基礎となると指摘した。 香港市場も続落。ハイテクやヘルスケア株が売られた。 ハンセン指数終値は409.53ポイント(1.57%)安の25628.7 4。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は165.63ポイント(1.7 9%)安の9093.80。 米2年債利回りが1年7カ月ぶり高水準に上昇し、新興国市場の流動性が低下する可 能性がある。 中国はオンラインアカウントの実名登録ルールを見直す中、未成年のユーザーに保護 者の個人情報を提示するよう求めるほか、各プラットフォームに確認作業の強化を求める 。アリババ・グループ、美団、騰訊控股(テンセント・ホールディン グス)は3-5%下落。 エネルギー株指数は2%超下落。 中国国内での新型コロナ感染拡大を受けてゴールドマン・サックスが業績見通しを下 方修正した火鍋レストランチェーンの海底撈国際は7.5%下落、2019年 3月以来の安値となった。 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,562.3052 - 35.3325 - 0.98 3,589.857 3,589.8573 3,553.1277 3 前営業日終値 3,597.6377 CSI300指数<.C 4,898.164 - 64.934 - 1.31 4,949.227 4,949.227 4,884.942 SI300> 前営業日終値 4,963.098 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数 25,628.74 - 409.53 - 1.57 25,795.17 25,795.17 25,555.17 前営業日終値 26,038.27 ハンセン中国株指数< 9,093.80 - 165.63 - 1.79 9,149.43 9,149.43 9,062.60 .HSCE> 前営業日終値 9,259.43 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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