イスラエルを「核保有国」と表現、ネタニヤフ首相が失言

イスラエルを「核保有国」と表現、ネタニヤフ首相が失言
イスラエルのネタニヤフ首相は5日、同国を核保有国と表現した後、照れたしぐさで訂正した。失言だったとみられる。写真は閣議に出席するネタニヤフ氏。1月5日、エルサレムで撮影(2020年 ロイター/Ronen Zvulun)
[エルサレム 5日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は5日、同国を核保有国と表現した後、照れたしぐさで訂正した。失言だったとみられる。
イスラエルは核兵器を保有していると広く信じられているが、この問題で肯定も否定もしない曖昧政策を取り続けている。
ネタニヤフ首相は閣議で、ギリシャとキプロスとの海底ガスパイプライン事業に関する準備原稿をヘブライ語で読んでいた際、「このプロジェクトの重要な点は、イスラエルを核保有国(nuclear power)にすることだ」と述べ、その直後に「エネルギー大国(energy power)」と訂正した。
首相は一瞬間を置いた後、微笑んで誤りを認めた。首相が失言するのはまれで、ソーシャルメディアですぐに拡散した。

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