大統領弾劾裁判、規則変えてでも月内決着目指す=上院司法委員長
1月5日、米上院司法委員会のリンゼー・グラム委員長は、たとえ上院の規則を変えてでも、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る上院の弾劾裁判を数日以内に開始し、1月中に決着を付けることを望んでいると述べた。首都ワシントンで2019年12月撮影(2020年 ロイター/Erin Scott)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米上院司法委員会のリンゼー・グラム委員長は5日、たとえ上院の規則を変えてでも、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る上院の弾劾裁判を数日以内に開始し、1月中に決着を付けることを望んでいると述べた。
上院共和党トップのマコネル院内総務は3日、上院は規則により、下院から訴追条項を受け取るまでは弾劾手続きに入れないと述べた。
しかしグラム委員長はFOXニュースの「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、「数日以内にトランプ氏の弾劾裁判を開始するのが私の目標だ。今週中に弾劾条項が上院に提出されなければ、われわれが自ら事にあたり、上院の規則を変える必要がある」と発言。手続きが遅れればトランプ氏は反論の機会を失い、議会は他の課題に取り組むことができなくなるため、「(弾劾裁判は)1月中に終わらせる必要がある」と強調した。
マコネル氏の事務所は5日、上院の規則修正に関するグラム委員長の発言についてコメントしなかった。
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