アジア株式市場サマリー:引け(30日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [30日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 3391.7551 - 16.5520 - 0.49 3418.1583 3456.7365 3391.7551 前営業日終値 3408.3071 中国 CSI300指数 4960.252 -20.513 -0.41 4994.106 5055.192 4960.252 前営業日終値 4980.765 香港 ハンセン指数 26341.49 -553.19 -2.06 26853.39 26960.93 26322.68 前営業日終値 26894.68 香港 ハンセン中国株指 10546.47 -243.83 -2.26 10781.27 10886.57 10543.44 数 前営業日終値 10790.30 韓国 総合株価指数 2591.34 -42.11 -1.60 2648.05 2648.66 2591.34 前営業日終値 2633.45 台湾 加権指数 13722.89 -144.20 -1.04 13917.65 13969.39 13722.89 前営業日終値 13867.09 豪 S&P/ASX指 6517.80 -83.30 -1.26 6601.10 6641.10 6517.80 数 前営業日終値 6601.10 シンガポー ST指数 2805.95 -49.87 -1.75 2869.89 2869.89 2797.19 ル 前営業日終値 2855.82 マレーシア 総合株価指数 1562.71 -44.88 -2.79 1606.77 1614.77 1562.71 前営業日終値 1607.59 インドネシ 総合株価指数 5612.415 -170.920 -2.96 5779.671 5798.292 5563.86 ア 前営業日終値 5783.335 フィリピン 総合株価指数 休場 - - - - - 前営業日終値 - ベトナム VN指数 1003.08 -7.14 -0.71 1011.82 1012.50 1002.61 前営業日終値 1010.22 タイ SET指数 1408.31 -29.47 -2.05 1429.99 1435.04 1408.02 前営業日終値 1437.78 インド SENSEX指数 休場 - - - - - 前営業日終値 - インド NSE指数 休場 - - - - - 前営業日終値 - 東南アジア株式市場は、新型コロナウイルス感染者数の増加が不安視され、軒並み下 落して引けた。 バンコク市場のSET指数は2.05%安の1408.31と、4営業日ぶりに反落 して終了した。タイで反政府集会が27日も続いたことが弱材料になった。クルンタイ銀 行の市場ストラテジストは「今日は利食い売りが大きな力になっている」と分析した。 ジャカルタ市場の総合株価指数の終値は2.96%安の5612.415。インドネ シアの新型コロナ感染者数が東南アジアで最多となり、新規感染者数が過去最高を記録し たことが響いた。 中国株式市場は反落。前場は上昇していたが、米中関係悪化への懸念から後場になる と利益確定売りが膨らんだ。 ロイターは、文書や関係者の話を基に、米トランプ政権が、中国軍が所有または支配 しているとみなされる中国企業のリストに中芯国際集成電路製造(SMIC) と中国海洋石油(CNOOC)を追加する見通しと伝えた。 月間では、景気回復兆候を背景に従来型産業株に下支えられ上昇した。CSI300 指数は5.6%高、上海総合指数は5.2%高。両指数とも7月以来の大幅な上昇となっ た。従来型産業銘柄で構成する上海50指数は5.8%上昇した。 香港株式市場は2%超下落。ただ、新型コロナワクチン開発の進展が来年の景気回復 につながるなどの見方から、月間では上昇した。 ハンセン指数は月間では、2018年1月以来の大幅上昇となる9.3%高。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は月間の上昇率は8.1%となり、201 9年12月以来の大幅上昇を記録した。 地元金融機関はレポートで、景気回復期待を背景に投資家は「オールドエコノミー」 株に目を向ける可能性がある、と指摘した。 ソウル株式市場は反落して引けた。利食い売りが出るとともに、韓国国内の新型コロ ナウイルス感染状況が警戒された。 総合株価指数(KOSPI)は一時0.58%高を付けた後、前週末終値比1.60 %安で終了した。 月間では14.3%高と、2001年11月以来、約19年ぶりの大幅高。新型コロ ナワクチンが景気回復を主導することへの期待感で相場が上昇した。 この日は主力銘柄のサムスン電子とSKハイニックス、LG 化学がそれぞれ2.2%安、1.3%安、1.2%安となり、下落を主導し た。 この日韓国の新規感染者は438人。当局は前日、感染者数の伸びがパンデミック( 世界的流行)初期以来のペースで加速したため、忘年会などの自粛を呼び掛けた。 一方で中国が発表した11月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は17年9月以 来、3年超ぶりの高い水準となり、新型コロナ危機からの堅調な景気回復を示した。[nL4 N2IG0PH] 海外勢は過去最大となる2兆4000億ウォン(約21億7000万ドル)相当の売 り越し。 シドニー株式市場は3営業日続落。中国がオーストラリア産ワインに反ダンピング( 不当廉売)関税の適用を仮決定したことを受けて両国の対立が深化し、投資家の間に不安 が広がった。 S&P/ASX200指数は、前週末終値比1.3%安の6517.8で終了。一時 0.6%高を付けたものの、その後値を消し、11月4日以来の大幅安となった。 コムセックの市場アナリスト、ジェームズ・タオ氏は「オーストラリアからの他業界 の輸入品にも関税が適用されるリスクは既にある。状況が悪化すれば両国の政治的関係が 冷え込み、貿易にマイナスの影響を与えかねない」と分析した。 ハイテク株を除く全セクターのサブ指数がマイナス圏で終了し、中国への依 存度が高い鉱業株指数と産金株指数が下げを主導した。 また、トレジャリー・ワイン・エステート(TWE)は11.8%安まで下 落。中国の高関税を回避するため、同国向けの何十万ケースものワインを他の国々に振り 向ける計画を公表したことが弱材料になった。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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