米国株はS&Pとナスダックが反発、エネルギー・ハイテク株上昇

米国株はS&Pとナスダックが反発、エネルギー・ハイテク株上昇
 11月21日、米国株式市場はS&Pとナスダックが反発。このところ売り込まれていたエネルギー株やハイテク株に買いが入った。ただ、終盤にかけてアップルが下げに転じたことに押され、S&Pはこの日の安値付近で引けた。ダウは横ばい。ニューヨークで撮影(2018年 ロイター/Brendan Mcdermid)
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場はS&Pとナスダックが反発。このところ売り込まれていたエネルギー株やハイテク株に買いが入った。ただ、終盤にかけてアップルが下げに転じたことに押され、S&Pはこの日の安値付近で引けた。ダウは横ばい。ダウとS&Pはいずれも年初来の騰落がマイナスとなっている。S&P技術指数<.SPLRCT>は0.6%上昇。ソフトウエア企業オートデスクの上昇が寄与した。
アップルは180.27ドルまで上昇する場面もあったが、結局0.1%安の176.78ドルで引けた。 前日6%下落した原油相場が反発したことで、エネルギー指数<.SPNY>は1.6%高となった。
市場関係者からは、米連邦準備理事会(FRB)が来年春にも利上げサイクルを終了させる可能性があるとのMNIの報道も相場を支援した可能性があるとの声が聞かれた。
小売株にも買いが戻り、小売指数<.SPXRT>は1.1%高と9営業日ぶりに上昇した。
第3・四半期の既存店売上高が予想上回ったフット・ロッカーが14.9%急伸し、ナイキなど他のスポーツ用品関連銘柄を押し上げた。
ギャップは4.7%高。最高経営責任者(CEO)が不採算店舗により積極的に取り組む姿勢を示したことを好感した。
ギャップとフット・ロッカーの上昇に支えられ、S&P一般消費財指数<.SPLRCD>は1%高となった。
オートデスクは9.7%高。第3・四半期決算が好調な内容となったほか、クラウドベースのソフトを手掛ける米プラングリッドの買収で合意したことが支援した。
商いは比較的薄く、米取引所の合算出来高は約65億株と、直近20営業日の平均85億株を下回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.77対1の比率で上回った。ナスダックでも2.91対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24464.69 -0.95 0.00 24541.65 24669.79 24463.28 <.DJI>
前営業日終値 24465.64
ナスダック総合 6972.25 +63.43 +0.92 6985.51 7029.93 6951.62 <.IXIC>
前営業日終値 6908.82
S&P総合500種 2649.93 +8.04 +0.30 2657.74 2670.73 2649.82 <.SPX>
前営業日終値 2641.89
ダウ輸送株20種 10365.53 +152.59 +1.49 <.DJT>
ダウ公共株15種 718.69 -8.96 -1.23 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1179.73 +4.91 +0.42 <.SOX>
VIX指数 20.82 -1.66 -7.38 <.VIX>
NYSE出来高 8.07億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 21655 + 135 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 21650 + 130 大阪比 <0#NIY:>

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