米金融・債券市場=利回りが1週間強ぶりの低水準、原油急落受け
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時50分 100*07.00 3.3634% 柄) 前営業日終 99*22.00 3.3920% 値 10年債(指標銘柄 15時53分 99*27.00 3.1433% ) 前営業日終 99*14.50 3.1890% 値 5年債(指標銘柄 15時50分 99*15.75 2.9857% ) 前営業日終 99*07.25 3.0440% 値 2年債(指標銘柄 15時50分 99*30.75 2.8953% ) 前営業日終 99*28.50 2.9320% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12月限 138*19.00 138*15.00 Tノート先物12月限 118*16.50 118*12.50 米金融・債券市場は、原油相場が急落し、インフレ鈍化や段階的な利上げペース見通 しが意識され、2・10・30年債利回りが2日以来1週間強ぶりの水準に低下した。 終盤の取引で、10年債利回りが3.15%と、先週末終盤の3.18 9%から低下した。早い時間帯には3.143%を付ける場面もあった。 30年債利回りは3.373%、前週末は3.392%だった。 2年債利回りは2.895%と、前週末の2.932%から低下した。 12日はベテランズデーのため休場していた。 BMOキャピタル・マーケッツの米債券戦略幹部は「原油安となればエネルギーコス トが低下するため、インフレ率も下がり、他のすべての条件が等しければ金利が低下する と考えるだろう」と話した。 ただ市場関係者らによると、英国が欧州連合(EU)と離脱合意素案で合意したと伝 わり、利回りの低下ペースは幾分和らいだ。 前日急落した米国株式市場が多少持ち直し、利回り低下に歯止めが掛かった面もある 。 今週は、消費者物価指数(CPI)や小売売上高指標が注目されている。変動の大き い食品とエネルギーを除いた、10月のコアCPI上昇率は0.2%と、前月の0.1% からやや加速する見通しだ。 キャピタル・エコノミクスのエコノミストは、コアCPIがすでにピークを過ぎた可 能性があるとみる。 「単位労働コストの控えめな伸びや今年のドル高は、コアインフレがさらに大きく加 速する公算が小さいことを示す」と指摘。インフレが休止した状態で、連邦準備理事会( FRB)は段階的な利上げを続けるとし、経済成長が潜在水準を下回って鈍化すると予想 されるため、来年は引き締め政策を素早く中止するとの見方を示した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 18.75 -0.25 U.S. 3-year dollar swap spread 16.50 0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 13.25 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 5.75 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -10.75 -1.25 (い)
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