イタリア副首相、予算巡りEUを批判 「損害賠償請求も」

イタリア副首相、予算巡りEUを批判 「損害賠償請求も」
 10月2日、イタリアのサルビーニ副首相は、欧州連合(EU)当局者がイタリアの予算を批判したため、同国の借り入れコストが高まっていると主張、損害賠償を求める可能性を示唆した。写真はローマで9月撮影(2018年 ロイター/Alessandro Bianchi)
[ローマ 2日 ロイター] - イタリアのサルビーニ副首相は2日、欧州連合(EU)当局者がイタリアの予算を批判したため、同国の借り入れコストが高まっていると主張、損害賠償を求める可能性を示唆した。
イタリア政府は先週、今後3年間の財政赤字目標を大幅に引き上げた。欧州委員会のユンケル委員長などの当局者は、イタリア政府を批判。同国国債利回りは急上昇している。
サルビーニ副首相は「ユンケル氏やEUの他の高級官僚による発言や脅しが、引き続き(イタリア国債とドイツ国債の)スプレッドを拡大させている。イタリアを傷付ける人間には損害賠償を求める用意がある」と述べた。

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