中国・香港株式市場・大引け=中国株続伸、通商巡る楽観的見方や政策期待で

    [香港 13日 ロイター] - 
 中国               終値     前日比      %        始値        高値        安値
 上海総合指数  2,654.8795  + 24.3600  + 0.93  2,600.5004  2,666.4853  2,597.3477
                                                                                
 前営業日終値  2,630.5195                                                       
 CSI300   3,237.382   + 32.242  + 1.01  3,164.922   3,254.768   3,161.098 
 指数<.CSI300                                                         
 >                                                                    
 前営業日終値   3,205.141                                                       
 
    13日の中国株式市場は続伸して取引を終了した。一段の政策支援
への期待感や、新たな米中通商協議を巡る思惑が支援材料となった。消
費株が全体の上昇を下支えた。
    上海総合指数終値は24.3600ポイント(0.93%
)高の2654.8795。上海と深センの株式市場に上場する有力企
業300銘柄で構成するCSI300指数         の終値は32.2
42ポイント(1.01%)高の3237.382。
    海通証券のアナリスト、Zhang Qi氏は、規制当局が株式担保融資で
苦境に陥った企業の支援に乗り出したことを受けて、株価安定化に向け
た一段の措置が打ち出されるとの期待感が広がったと指摘する。「現在
上昇している銘柄の大半は、今年に入って大幅に下げた銘柄。これはバ
リュー投資ではなく、政策支援を期待した買いだ」との見方を示した。
    香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)電子版が
、中国の劉鶴副首相が近く米国を訪問するとみられると報道し、市場の
地合いが好転した。訪問は、今月末にアルゼンチンで開かれる20カ国
・地域(G20)首脳会議に合わせたトランプ米大統領と中国の習近平
国家主席の会談に向けて、貿易摩擦を緩和する目的とみられる。
    消費株が全体の上昇をけん引した。CSI300のサブ指数である
生活必需品株指数は2.6%高、一般消費財指数<.CSI000
911>は1.5%上昇した。
    

    
 (ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります
)
 
 

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab