インド株式市場・中盤=上昇、HDFC銀が高い

    [22日 ロイター] - 
    
 インド               日本時間16時2分     前日比       %        始値
 SENSEX指数<.B        34,461.48   + 145.85   + 0.43   34,689.39
 SESN>                                                     
 前営業日終値               34,315.63                                
                      日本時間16時2分     前日比       %        始値
 NSE指数                 10,342.15    + 38.60   + 0.37   10,405.85
 前営業日終値               10,303.55                                
 
    
    週明け22日中盤のインド株式市場の株価は上昇。ただ序盤からは
上げ幅を縮小する展開となっている。
    中国株が続伸し、サウジアラビア、イタリアや英国の欧州連合(E
U)離脱を巡る地政学的な懸念を打ち消した。
    
    0527GMT(日本時間午後2時27分)時点で、NSE指数(
ナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成)は0.13
%高の1万0316.65。取引開始直後に1%上昇した。
    SENSEX指数(BSE=ボンベイ証券取引所=に上場する30
銘柄で構成)        は0.20%高の3万4382.60。 
    インド株はこのところ、原油価格の上昇、インド・ルピーの値下が
り、主要な非銀行金融会社(NBFC)による最近の債務不履行など、
複数の要因で売られている。流動性逼迫(ひっぱく)も株価を圧迫して
いる。
    SMCグローバル・セキュリティーズで調査を担当するサウラブ・
ジェイン氏は「地合いは弱いままだ。株価は上放れで始まるが、原油、
ルピーやNBFCセクターを巡る悲観的な見方は残る」と説明した。
    
    民間銀行のHDFC銀行は2%余り上伸。同行は20日
発表した四半期利益が記録的な水準だった。
    前営業日まで2日続落していたニフティ金融サービス株指数<.NIFT
YFIN>は1.6%上昇した。
    原油高が一部の石油・ガス会社の株価を押し下げ、バーラト・ペト
ロリアムは3.6%、インディアン・オイルは2.
1%、それぞれ下落した。

    
 (取引時間中のリポートの表は最新の数値です。文章とは一致しない場
合があります)
 
 

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