ロンドン株式市場=続落、ディフェンシブ銘柄売られる

    [ロンドン 2日 ロイター] -    
 <株式指数>                  終値    前日比      %  前営業日終  コード
                                                               値  
 FTSE100種           7094.12    -20.54   -0.29     7114.66          
    
    ロンドン株式市場は続落して取引を終えた。10月の株安局面で景気循環株に比べ持
ちこたえたディフェンシブ銘柄が売られ、全体水準を押し下げた。
    IGの首席市場アナリスト、クリス・ビューシャン氏は「ここ1週間の株高を踏まえ
ると、投資家らは週末を控えエクスポージャーを減らす材料を模索していた。そして実際
減らした」と話す。
    たばこのインペリアル・ブランズとブリティッシュ・アメリカン・タバコ(
BAT)、製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は2.7%と2.2%
、2.1%それぞれ下落した。
    こうした中、トランプ米大統領が、今月末にアルゼンチンで開催される20カ国・地
域(G20)首脳会議に合わせて開く予定の米中首脳会談で、貿易協議の合意に至りたい
意向を示したとの報道が好材料となった。
    急増する中国の中産階級が支出を控えるとの懸念から株価が低迷していた高級ブラン
ド、バーバリーは2.6%上昇した。米中貿易摩擦によるアジア圏における事業
への悪影響について週初めに警告したスタンダード・チャータード銀行(スタンチャート
)は4.0%上昇した。JPモルガン・チャイニーズ・インベストメント・トラ
ストは8.7%高だった。

    
 (い)

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