米中貿易摩擦、20年続く可能性=中国アリババの馬会長

米中貿易戦争、20年続く可能性=中国アリババの馬会長
 9月18日、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの馬雲(ジャック・マー)会長(写真)は、投資家向け会合で、米中貿易摩擦は20年もの長い間続く可能性があるとの見解を示した。上海で17日撮影(2018年 ロイター/Aly Song)
[上海 18日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングの馬雲(ジャック・マー)会長は18日、投資家向け会合で、米中貿易摩擦は20年続く可能性があるとの見解を示した。また、すべての関係国に「混乱」をもたらすと述べた。
トランプ米大統領は、2000億ドル相当の中国製品に対して追加関税を発動すると発表。中国側は報復措置を講じると表明した。
馬会長は、貿易摩擦は中国と外国の企業に即座に悪影響をもたらす可能性が高いと指摘。中国の企業が関税を回避するため、中期的に生産を他国に移転すると予想した。
また長期的に新たな貿易ルールが必要となると指摘。「トランプ大統領が退任したとしても、新たな大統領が就任し方針は継続する。新たな貿易ルールが必要で、世界貿易機関(WTO)を強化する必要がある」と語った。
*内容を追加します。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab