総務省が中古端末のSIMロック解除義務付け、来年9月から

総務省が中古端末のSIMロック解除義務付け、来年9月から
 8月28日、総務省は、スマートフォンを契約した携帯電話会社以外で使えないようにする「SIMロック」について、中古端末でも解除に応じるよう携帯電話会社に義務付けることを決めた。2017年7月(2018年 ロイター)
[東京 28日 ロイター] - 総務省は28日、スマートフォンを契約した携帯電話会社以外で使えないようにする「SIMロック」について、中古端末でも解除に応じるよう携帯電話会社に義務付けることを決めた。関係ガイドラインを改正し、来年9月1日から実施する。SIMロックを解除することで中古端末の流通に弾みをつけ、安くスマホを利用できる環境を整える。
SIMロックの解除や端末購入補助の適正化に関するルールを定めた「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」を28日付で改正した。
これまで中古端末はSIMロック解除の対象となっていなかったため、消費者は中古端末を自由に選ぶことができず、これが通信料の安いMVNO(仮想移動体通信事業者)普及を妨げる要因のひとつになっていた。中古端末のSIMロックが解除されれば、消費者は中古端末と通信サービスを自由に組み合わせることが可能となり、MVNOを含めた携帯電話会社間の競争促進も期待できる。

志田義寧

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