EU、対ロ制裁を拡大 クリミアへのガスタービン移送で

EU、対ロ制裁を拡大 クリミアへのガスタービン移送で
 8月4日、欧州連合(EU)は、ドイツの総合電機大手シーメンス製のガスタービンがクリミア地域に移送された問題を受け、ロシアに対する制裁を拡大した。制裁の対象に、ロシア・エネルギー省のアンドレイ・チェレゾフ副大臣など個人3人、企業3社を追加した。写真はドイツのニュルンベルク近郊エアランゲンで昨年10月撮影(2017年 ロイター/Michaela Rehle)
[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)は4日、ドイツの総合電機大手シーメンス製のガスタービンがクリミア地域に移送された問題を受け、ロシアに対する制裁を拡大した。制裁の対象に、ロシア・エネルギー省のアンドレイ・チェレゾフ副大臣など個人3人、企業3社を追加した。
ロシアは、非友好的な根拠のない措置であり、報復措置を講じる権利があると批判している。
EUは、ロシアが2014年にクリミアを併合したことを受けて、対ロシア経済制裁を導入。EU企業によるクリミアへの投資などを禁じている。
シーメンスは、ロシア南部のプロジェクトのために納入したガスタービンが違法にクリミアに移送されたと主張している。

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