ハワイ島火山の噴火が活発化、航空機の警戒レベル「最高」に

[パホア(米ハワイ州) 15日 ロイター] - 米ハワイ州ハワイ島で15日、キラウエア火山の活動が活発になり、今月3日の噴火以来初めて、航空機に対する警戒レベルが最も深刻な「レッド」に引き上げられた。
噴火により、火山灰や火山性ガスが火口から1万2000フィート(3657メートル)上空まで舞い上がり、島の南西部では降下した粉塵による視界不良や大気汚染への注意が呼び掛けられている。
 5月15日、米ハワイ州ハワイ島で、キラウエア火山の活動が活発になり、今月3日の噴火以来初めて、航空機に対する警戒レベルが最も深刻な「レッド」に引き上げられた。吹き上がる火山灰を眺める人たち。ハワイ島キラウェア火山近くで撮影(2018年 ロイター/Terray Sylvester)
米地質調査所(USGS)のハワイ火山観測所(HVO)は航空機に対する警戒レベルを「オレンジ」から「レッド」に引き上げるとともに、「火山活動はさらに激しくなる可能性がある」と警告した。
USGSによると、航空機への「レッド」警報は、飛行ルートに火山灰を舞い上げる可能性のある噴火活動が継続中であることを意味する。
山の側面の亀裂から流れ出た溶岩で、これまでに少なくとも37軒の建物が倒壊し、約2000人の住民が避難した。

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