米金融・債券市場=10年債利回りが4年ぶり高水準、供給増やインフレ懸念で
(表のレートを更新しました) [ニューヨーク 23日 ロイター] - 30年債( 17時00 97*06.50 3.1451% 指標銘柄) 分 前営業 97*08.50 3.1420% 日終値 10年債( 17時01 98*03.00 2.9752% 指標銘柄) 分 前営業 98*09.50 2.9510% 日終値 5年債(指 17時03 98*17.00 2.8207% 標銘柄) 分 前営業 98*21.25 2.7910% 日終値 2年債(指 17時00 99*18.00 2.4826% 標銘柄) 分 前営業 99*19.50 2.4570% 日終値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 142*31.00 143*03.00 限 Tノート先物6月 119*10.50 119*17.50 限 米金融・債券市場は、債券供給増やインフレ加速を巡る懸念が広がる中、10年債利 回りが一時4年強ぶり水準に上昇した。 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機筋の10年債先物の売 り越し(ネットショート)ポジションが先週、1年1カ月ぶり高水準近辺となった。 米財務省は今週、24日の2年債320億ドルを皮切りに計960億ドルの利付債を 売却する。 10年債利回りは2.971%と前週末から2ベーシスポイント(bp )上昇した。ロイターのデータによると、早い時間帯に2.998%と2014年1月以 来の高水準を記録する場面があった。 2年債利回りは2.474%と2bp近く上昇した。早い時間帯には一時 2.478%と08年9月以来の水準まで上がった。 長短債利回り差は先週、10年強ぶりの水準に縮小していたが、債券が一段と売られ たことで利回り格差が拡大した。 一部のファンドマネジャーらは、債券利回りが一段と上昇しても利回り格差の縮小ト レンドが再び始まると予想する。 コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツのシニアポートフォリオ・マネジ ャー、ジーン・タヌーゾ氏は「今のところ反転は非常に小幅だ」と指摘した。 原油などの商品(コモディティー)価格のこのところの上昇を受け、予想物価指標の 一つである米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が一時、14年8月以 来の水準に上昇した。 トレードウエブとロイターのデータによると、米東部時間午前の時点で、米10年債 と米10年物インフレ指数連動債(TIPS)の利回り格差であるBEI が2.19%に上昇した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 27.00 -1.25 U.S. 3-year dollar swap spread 21.25 -0.75 U.S. 5-year dollar swap spread 10.50 -1.00 U.S. 10-year dollar swap spread 2.50 -0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -13.00 -0.50 (い)
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