隈氏設計の英博物館でオープン記念式典、ウィリアム王子夫妻が出席

[ダンディー(英スコットランド) 29日 ロイター] - 英北部スコットランドのダンディーにできたデザイン博物館「V&Aダンディー」でオープン記念式典が行われ、ウィリアム王子と妻のキャサリン妃が出席した。
建物の外には、河畔特有の寒さの中、大勢の人が集まった。
キャサリン妃は、「息を飲むような素晴らしい建築と、多様なデザインに魅了された」と感想を語った。
この博物館は、ロンドンにあるヴィクトリア・アンド・アルバート(V&A)博物館の初の分館となる。建設は、2020年東京五輪の新国立競技場を手掛ける建築家の隈研吾氏が担当した。
建物は、造船の歴史にちなんで船体を模したデザインで、スコットランドの建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュが手掛けたティールームの復元や、着けると左右の翼が微妙に揺れるローズカットダイヤのティアラなどが展示されている。
キャサリン妃は、「さまざまなコミュニティーがまとまったときにどれほどの偉業が成し遂げられるかを示すことで、この博物館が発想を喚起する役割を果たすよう願う」と述べた。

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