原油先物は堅調、イランからの供給減でも世界的には増産との見方

[シンガポール 29日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。米国が11月から制裁を再開するイランからの原油供給の減少が相場の押し上げ要因となったが、石油輸出国機構(OPEC)に加盟しない産油国が増産に向かうとの見方から上値は限定されている。
0030GMT(日本時間午前9時30分)時点で、北海ブレント先物は0.05ドル高の1バレル=76ドル。
米WTI原油先物は0.06ドル高の68.59ドルで推移している。
市場ではすでにイラン産原油の買い控えが起こっている。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、ベネズエラ、イラン、リビア、ナイジェリアなどのOPEC加盟国からの供給が減少するリスクにもかかわらず、世界の原油供給は年末にかけて増加する可能性があると指摘。顧客向けノートで「2018年第4・四半期にかけて、供給停止が解除され、未開発地域の開発プロジェクトが増える中、OPEC非加盟国の原油生産は増加が見込まれる」と分析した。

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