米金融・債券市場=利回り低水準で推移、FOMC議事要旨受け
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘柄 15時28分 99*04.00 3.1704% ) 前営業日終 98*12.50 3.2090% 値 10年債(指標銘柄 15時28分 98*28.00 3.0063% ) 前営業日終 98*12.00 3.0650% 値 5年債(指標銘柄) 15時30分 99*19.75 2.8334% 前営業日終 99*10.25 2.8990% 値 2年債(指標銘柄) 15時31分 99*29.75 2.5363% 前営業日終 99*26.38 2.5920% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 142*07.00 141*08.00 限 Tノート先物6月 119*12.50 118*28.00 限 米金融・債券市場は、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を受け、 国債利回りが低めの水準で推移した。 議事要旨によると、大部分のメンバーが、米経済見通しが維持されれば追加利上げは 「近く」正当化される可能性があるとの見方を示していたことが分かった。 また一部の政策担当者が、金利は長期見通しに近い水準か、これを上回る水準にそれ ほど遠くない将来に上昇するとの見方を反映するようFOMC声明を近く修正するよう主 張したことも明らかになった。 10年債利回りは3.02%前後と、議事要旨公表前の水準付近で推移 した。前日から低下し、前週末に付けた約7年ぶり高水準の3.128%からさらに遠ざ かった。 ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャ ッパ氏は「年内4回目の利上げ観測を裏付ける材料が声明に盛り込まれたとは思えない」 と話した。 市場ではあと2回の追加利上げ予想が広がっている。 トルコリラの急落で低リスクとされる債券需要が増大し、国債価格は早い時間帯で上 昇した。 トルコリラは5%強下落して過去最安値を付けたが、トルコ中央銀行が300ベーシ スポイント(bp)の緊急利上げを行い、上昇に転じた。 米5年債入札は、最高落札利回りが2.864%と、入札前の水準付近。今週行う9 90億ドルのクーポン付き債券供給の第2弾となった。 この日の入札では、ディーラーのシェアが通常より大きかったとの声も聞かれる。拡 大する入札規模の吸収が容易でない姿を映した。 22日には330億ドルの2年債入札を実施。24日は300億ドルの7年債入札を 予定している。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 22.50 (-1.00) U.S. 3-year dollar swap spread 18.75 (+0.50) U.S. 5-year dollar swap spread 10.00 (+0.50) U.S. 10-year dollar swap spread 3.00 (+0.25) U.S. 30-year dollar swap spread -10.50 (-0.50) (い)
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