「15万ドルでトランプ米大統領と会食」、中国の銀行員が顧客に招待状

「15万ドルでトランプ米大統領と会食」、中国の銀行員が顧客に招待状
 5月18日、中国建設銀行の一部行員が、顧客に対し、トランプ米大統領が予定している夕食会に15万ドル(約1670万円)で出席し、大統領と会食・写真撮影できるなどと勧誘していたことが明らかに。写真は北京の同行支店で2016年4月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[北京/上海 18日 ロイター] - 中国建設銀行の一部行員が、顧客に対し、トランプ米大統領が予定している夕食会に15万ドル(約1670万円)で出席し、大統領と会食・写真撮影できるなどと勧誘していたことが発覚した。
同行は18日、管理体制を強化する方針を示した。
この夕食会は、トランプ大統領が今月31日に米テキサス州ダラスで共和党全国委員会(RNC)と開催を予定しているもの。政治資金集めが目的で、会費は1人5万ドル。
この問題では、富裕層の顧客に対する同行のロゴ入り招待状が中国交流サイト微博(ウェイボー)で拡散され、夕食会に出席して「大物」たちと交流するチャンスなどとうたっていた。目玉としては、大統領との「会食、撮影」ができ、大統領のサインがもらえることなどを挙げた。
中国建設銀行の深セン支店は、宣伝を組織したわけではないが、調査の結果、一部行員が会食会の宣伝を行っていたことが分かったとしている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab