ドイツ大連立協議、第2党所属の外相が早期合意否定

ドイツ大連立協議、第2党所属の外相が早期合意否定
 11月30日、ドイツ第2党のドイツ社会民主党(SPD)に所属するガブリエル外相は、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続について、SPDは合意を急がないと述べた。連邦議会で発言する同外相。21日にベルリンで撮影(2017年 ロイター/Axel Schmidt)
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ第2党のドイツ社会民主党(SPD)に所属するガブリエル外相は30日、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続について、SPDは合意を急がないと述べた。
SPDは9月の総選挙で戦後最低の議席数に沈んだが、2013年から連立政権の一翼を担ってきたことが敗因とみており、これまで大連立継続には強く反対してきた。
ただ、シュタインマイヤー大統領の説得で、SPDのシュルツ党首は政治的な行き詰まり状況の解消に向けて協議する姿勢を見せている。
これについて、ガブリエル外相はZDFテレビに「大統領が調整に当たっている段階で、どういう可能性があるのかまず検討する必要があり、事を急ぐような期待はできない」とし、CDU・CSUなどがどのような考えを示すか次第だと述べた。
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