欧州市場サマリー(4日)
[ 4日 ロイター] - <為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード ユーロ/ドル 1.1752 1.1880 ドル/円 110.75 110.06 ユーロ/円 130.16 130.77 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 382.53 +3.60 +0.95 378.93 FTSEユーロファースト300種 1504.18 +14.69 +0.99 1489.49 DJユーロSTOXX50種 3507.41 +41.04 +1.18 3466.37 FT100種 7511.71 +36.94 +0.49 7474.77 クセトラDAX 12297.72 +143.00 +1.18 12154.72 CAC40種 5203.44 +72.95 +1.42 5130.49 <金現物> 午後 前営業日 コード 値決め 1257.70 1268.10 <金利・債券> 米東部時間14時17分 *先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード 3カ月物ユーロ 100.33 0.00 100.33 独連邦債2年物 112.10 0.00 112.10 独連邦債5年物 132.36 -0.03 132.39 独連邦債10年物 163.13 -0.17 163.30 独連邦債30年物 164.86 -0.46 165.32 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード 独連邦債2年物 -0.682 0.000 -0.682 独連邦債5年物 -0.315 +0.004 -0.319 独連邦債10年物 0.475 +0.016 0.459 独連邦債30年物 1.219 +0.019 1.200 <為替> ドルがほぼ全面高の展開となり、対円では1週間ぶり高値となる111. 04円に上昇した。予想を上回る伸びとなった7月の米雇用統計に加え、米企業が海外に 保有する利益のリパトリ(本国還流)を促すような税制案を策定しているとのコーン米国 家経済会議(NEC)委員長の発言が追い風となった。 外為市場: <ロンドン株式市場> 不安定な相場展開の末、続伸して取引を終えた。ポンドの値 下がりを受け、海外での事業収益が多い企業の追い風となった。週間ベースでは今年最大 の伸びとなった。 7月の米雇用統計が底堅かったことでドル高ポンド安が進んだ。ブリティッシュ・ア メリカン・タバコ(BAT)や世界最大の蒸留酒メーカー、ディアジオ などドルで収益を得る大手企業の株が買われた。 金融株も好調だった。銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) は2.0%上昇。上半期利益が市場予想を上回り、業績回復の勢いが増している ことを示唆した。同業のHSBCやバークレイズ、ロイズ・バンキング ・グループも連れ高となった。 一方、住宅建設株は売られた。住宅の初回購入者に対する英政府の支援策が今後縮小 されるか見直される可能性があるとする報道が材料視された。テイラー・ウィンペイとパーシモン、バラット・デベロップメンツは3.7%から4.7% 値を下げた。 出版のピアソンも減配や3千人の追加人員削減が嫌気され、2%下げた。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。金融株や輸出銘柄が値を上げた。STO XX欧州600種指数は週間ベースでも値を上げ、3週間ぶりのプラスとなった 。 この日は底堅い米雇用統計を受けユーロがドルに対して値下がり。全部門がプラス圏 で取引された。中でも生活必需品関連で海外収益が多い銘柄と、金融株が最大の押し上げ 要因となった。そのほか、石油サービスの英ペトロファクが8.8%上昇。ペト ロファクの合弁会社がオマーンの精製所における20億ドル規模の契約を獲得したことが 好感された。 一方、再保険世界第2位のスイス再保険は3.1%下落した。上半期の純 利益が35%減と、市場予想よりも大幅な落ち込みだったことが嫌気された。自然災害の 被害に対する保険請求がかさんだ。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが低下した。昨年の米大統領選へのロシアの干渉 疑惑を巡り大陪審が召集されたことを受け、安全資産に対する需要が膨らんだことが背景 。 ロイターは前日、トランプ米大統領の長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が昨年 6月にロシア人弁護士と面会した件で大陪審が召喚状を発行したと報道。市場ではこうし た動きによりトランプ政権の景気浮揚策の実施が阻まれる可能性があると懸念されている 。 クレディ・アグリコルの欧州債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「リス ク選好度が低水準にあることで、債券価格の基調的な支援要因となっている」と述べた。 ユーロ圏金融・債券市場:
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