アップル、「Siri」音声データの分析中止 プライバシーの問題受け

アップル、「Siri」音声データの分析中止 プライバシーの問題受け
 8月2日、米アップルは、音声アシスタント「シリ(Siri)」が録音したユーザーとの会話の内容を世界中で分析するプログラムを一時中止すると発表した。写真は昨年3月撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)
[2日 ロイター] - 米アップルは2日、音声アシスタント「シリ(Siri)」が録音したユーザーとの会話の内容を世界中で分析するプログラムを一時中止すると発表した。
プライバシーの問題が指摘されたため。
英ガーディアン紙は先週、アップルの外部の請負業者が世界中で録音内容を分析しており、ユーザーの私的な会話を日常的に耳にしていると報じていた。
アップルの広報担当は「徹底的な点検作業を実施する間、シリの品質管理プログラムを世界中で一時停止する」と表明。将来ソフトウェアをアップデートする際は、ユーザーがシリの品質管理プログラムへの協力を拒否できる体制を整えるとしている。
ガーディアン紙によると、アップルの請負業者は、シリの品質チェックや品質改善のため、ユーザーの質問に対するシリの回答の良し悪しを評価している。

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