米金融・債券市場=30年債利回り過去最低、10年債も3年ぶり低水準
(表のレートを更新しました) [ニューヨーク 15日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 106*22.00 1.9543% 柄) 前営業日終 105*00.00 2.0270% 値 10年債(指標銘 17時05分 101*04.50 1.5017% 柄) 前営業日終 100*13.00 1.5810% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 101*22.00 1.3964% ) 前営業日終 101*08.00 1.4880% 値 2年債(指標銘柄 17時05分 100*17.00 1.4734% ) 前営業日終 100*10.63 1.5770% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月限 165*23.00 164*29.00 Tノート先物9月限 130*30.50 130*16.50 米金融・債券市場は、30年債利回りが過去最低を記録し、10年 債利回りも3年ぶりの水準に低下した。世界的な貿易摩擦や景気減速懸 念が根強い。 30年債利回りが一時、1.916%と過去最低を更 新、直近では1.981%。前日は2.027%だった。 10年債利回りも1.475%まで下がり、2016 年7月初めに記録した過去最低の1.321%に近づく場面があった。 2年債利回りも一時、約2年ぶり水準となる1.467 %まで低下した。直近で1.487%、前日は1.577%。 長短金利逆転から一夜明け、この日は金利差がやや拡大した。 米商務省が発表した7月の小売売上高は前月比0.7%増と、市場 予想の0.3%を上回る伸びとなった。統計を受け、利回 りは低水準から若干上向いた。 午後中盤になって国債利回りは一段と低下した。一部アナリストに よると、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が公の場に当局者が 姿を見せることを禁じ、インタビューや各種会議への出席予定もキャン セルされたとザ・スペクテイターが報道し、材料視されたという。 DRWトレーディングの市場ストラテジストは、報道について「F RBによるサプライズ的な動きを控えた当局者発言の自粛期間(ブラッ クアウト)とも解釈できる」と述べた。FRBは9月17─18日に次 回の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。 CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントの債券部門責任者 は「利回りの下限が見えたとは考えていない」と分析。次回FOMCで FRBの反応が見られる公算が大きく、どの程度積極的な姿勢を取るか によって一部債券の利回りがさらに低下する材料となる可能性を指摘し た。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 0.50 0.25 U.S. 3-year dollar swap spread -3.75 -0.25 U.S. 5-year dollar swap spread -6.75 0.00 U.S. 10-year dollar swap spread -12.00 -0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -41.50 -0.75 (ーからご覧ください)
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