アジア株式市場サマリー:引け(14日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [14日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 2808.9146 + 11.6550 + 0.42 2824.4864 2829.8906 2807.7190 前営業日終値 2797.2596 中国 CSI300 3682.402 +16.650 +0.45 3712.066 3717.558 3680.609 指数 前営業日終値 3665.752 香港 ハンセン指数 25302.28 +20.98 +0.08 25711.10 25717.98 25197.38 前営業日終値 25281.30 香港 ハンセン中国 9866.18 +19.54 +0.20 10009.29 10009.29 9837.45 株指数 前営業日終値 9846.64 韓国 総合株価指数 1938.37 +12.54 +0.65 1946.18 1952.22 1937.23 前営業日終値 1925.83 台湾 加権指数 10427.73 +65.07 +0.63 10444.50 10518.02 10427.73 前営業日終値 10362.66 豪 S&P/AS 6595.90 +27.40 +0.42 6568.50 6600.70 6555.90 X指数 前営業日終値 6568.50 シンガポ ST指数 3147.60 +0.87 +0.03 3170.85 3174.73 3136.84 ール 前営業日終値 3146.73 マレーシ 総合株価指数 1600.31 +7.43 +0.47 1598.36 1603.04 1596.82 ア 前営業日終値 1592.88 インドネ 総合株価指数 6267.335 +56.373 +0.91 6255.510 6274.575 6240.20 シア 前営業日終値 6210.962 フィリピ 総合株価指数 7858.65 +70.20 +0.90 7775.84 7892.43 7751.19 ン 前営業日終値 7788.45 ベトナム VN指数 968.91 +2.08 +0.22 975.88 975.99 968.91 前営業日終値 966.83 タイ SET指数 1619.45 -0.78 -0.05 1634.72 1640.92 1612.09 前営業日終値 1620.23 インド SENSEX 37311.53 +353.37 +0.96 37233.50 37473.61 37000.77 指数 前営業日終値 36958.16 インド NSE指数 11029.40 +103.55 +0.95 11003.25 11078.15 10935.60 前営業日終値 10925.85 東南アジア株式市場は大半が上昇して取引を終えた。米政府は中国製品に対する追加関税の発動を一部 延期すると発表し、経済的な不安が広がる金融市場にとって大きな支援材料となった。世界各地の株式市場 が上昇し、東南アジアも追随した。 ジャカルタ市場の総合株価指数は0.91%高の6267.34で、域内市場の上昇を先導し た。金融株が上げを主導し、ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)とマンディリ銀行はそれぞれ1.2%と1.4%上昇した。 マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.90%高の7858.65で、1週間ぶりの高値。金 融や消費関連株が下支えした。食品会社のユニバーサル・ロビーナが4%高。不動産大手アヤラ・ ランドが3.5%高。 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)はプラスとマイナスを行き来しつつ、 0.03%高の3147.6で終了。金融株の上げが消費関連株の下げを相殺した。 バンコク市場のSET指数は0.05%安の1619.45。カシコン銀行が3年 超ぶりの安値に下落したことが響いた。カシコン銀は個人向け貸出金利を25ベーシスポイント引き下げ、 先週の同国中央銀行による利下げに追随した最初の銀行となった。 クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.47%高の1600.31。ホーチミン 市場のVN指数は0.22%高の968.91だった。 中国株式市場は反発。米政府が、対中制裁関税第4弾の対象品目の一部について、発動期日を延期した ことを好感した。ただ、この日発表された経済指標が弱い内容だったため、上げ幅を大きく縮小して終了し た。 中国国家統計局が14日に発表した7月の一連の指標は、鉱工業生産が約17年ぶりの低い伸びにとど まるなど予想以上に弱い内容となった。 中国政府はこの1年、さまざまな景気支援策を打ち出しているが、経済は減速し続けている。債務膨張 のリスクを冒しても、さらに強力な措置を講じる必要があるのではないか、との見方もある。 中国政府がさらなる国内消費促進策を打ち出すとの期待から生活必需品株が上昇。高級酒 メーカー、貴州茅台は最高値をつけた。 香港株式市場も反発したが、弱い中国経済指標を受け大きく伸び悩んだ。 収束の兆しが見えない抗議活動の経済への影響も引き続き懸念されている。 シドニー株式市場の株価は反発して引けた。中国の7月の経済指標は予想外に弱かったものの、トラン プ米大統領が中国製品に対する追加関税の発動の一部延期を決めたことが好感されたほか、鉄鉱石価格の上 昇を受けて鉱業株が一段と上伸した。 過去最高益となったバイオ技術企業CSLは6.6%高で、指数全体の上げを支えた。 関税発動の一部延期で米中摩擦がトーンダウンするとみるアナリストらもいるが、投資家の大半は米中 の緊張緩和が長く続くとは考えていない。モルガン・スタンレーはこの件に関するメモで「延期と電話協議 が少しは好材料となるが、緊張を生む構造的な問題は変わっていない」と指摘した。 鉱業株はこのところ鉄鉱石価格の下落に圧迫されていたが、14日の先物相場はじりじり上昇した。 個別銘柄ではフォーテスキュー・メタルズ・グループが4.7%高。BHPグループ とリオ・ティントも上昇した。 14日のソウル株式市場の株価は反発して引けた。米政府が中国製品に対する追加関税の発動を一部延 期すると発表したことが好感された。一方、中国の弱い経済指標で世界経済への逆風が強まっていることが 示され、上値を削った。 総合株価指数(KOSPI)は一時、1.4%高まで上昇した。 中国国家統計局が14日発表した7月の主要経済指標は鉱工業生産が17年半ぶりの低い伸びとなるな ど、いずれも予想外に弱い内容だった。 キウム証券のアナリスト、セオ・サンヤン氏は、これらの指標で景気後退への懸念が広がったため、総 合株価指数は上値を削り、幾分の売りが出た、と指摘した。 外国人投資家は510億ウォン(約4206万ドル)相当の売り越し。売り越しは11営業日連続で、 2016年1月以来の長さ。 出来高は6億8699万株。取引された895銘柄のうち、508銘柄が上昇した。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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