マレーシア、コロナワクチン接種者の海外渡航など移動解禁へ

マレーシア、コロナワクチン接種者の海外渡航など移動解禁へ
 マレーシアは10月10日、成人の90%に新型コロナウイルスワクチンを接種する目標が達成されたとして、接種が完了した国民の州間移動と海外渡航を11日付で解禁した。ランカウイ島の空港で9月撮影(2021年 ロイター/Lim Huey Teng)
[クアラルンプール 10日 ロイター] - マレーシアは10日、成人の90%に新型コロナウイルスワクチンを接種する目標が達成されたとして、接種が完了した国民の州間移動と海外渡航を11日付で解禁した。
イスマイルサブリ首相は、ワクチン接種が完了したマレーシア人に許可申請なしの海外渡航を認めることで政府が合意したと発表した。
首相は記者会見で、政府は新型コロナ感染者が増加しても拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を行わない段階への移行に向け準備を進めていると説明。「新型コロナの撲滅は見込めない可能性があり、われわれは新型コロナとの共存に順応しなければならない」と述べた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab