米金融・債券市場=利回り上昇、低調な10年債入札受け
(表を更新しました) [ニューヨーク 8日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 102*03.00 2.8945% 銘柄) 前営業日終 102*24.00 2.8620% 値 10年債(指標銘 17時04分 101*06.50 2.4853% 柄) 前営業日終 101*17.00 2.4480% 値 5年債(指標銘 17時02分 99*26.25 2.2884% 柄) 前営業日終 99*31.75 2.2520% 値 2年債(指標銘 17時05分 99*28.88 2.3007% 柄) 前営業日終 99*30.00 2.2820% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月 148*07.00 148*24.00 限 Tノート先物6月 123*24.00 124*00.50 限 米金融・債券市場では国債利回りが上昇。一時は米中貿易を巡る懸 念から利回りは低下していたものの、午後に入り実施された10年債入 札が低調な結果に終わったことを受け上昇に転じた。企業の大型起債も 国債売りを後押しした。 米中貿易摩擦がエスカレートの兆しを見せる中、安全資産とされる 国債への逃避買いが膨らみ、長期ゾーンの利回りは一時5週間ぶりの水 準に低下した。 逃避先としての債券需要が高まったことで、総額840億ドルの四 半期定例入札の第2弾となる270億ドルの10年債入札が旺盛な需要 を集めるとの期待が高まった。 ところが、10年債入札は応札倍率が2.17倍と2008年3月 以来の低水準となり、低調な結果に終わった。 ジェフェリーズのシニア・マネーマーケットのストラテジスト、ト ム・シモンズ氏は「利回りに大きな上昇余地が残されていないとの見方 が低調な入札の背景にあるようだ」と述べた。 9日には190億ドルの30年債入札が実施される。 IFRによると、社債市場ではIBMがソフトウェア会社レッドハ ットの買収資金確保に向け、約200億ドルの社債を発行する見通し。 終盤の取引で、指標10年債利回りは前日終盤比3. 6ベーシスポイント(bp)上昇の2.484%。一時、5週間ぶりの 低水準となる2.426%を付ける場面もあった。 米政府はこの日、2000億ドル相当の中国製品に対する関税を1 0日午前0時1分(日本時間午後1時1分)に現在の10%から25% に引き上げると官報で発表。米中通商交渉を巡る不透明感が強まった。 ただ、トランプ大統領がツイッターに、中国交渉団が「合意に向け 訪米する」と投稿したことを受け、国債利回りは持ち直し、上昇に転じ た。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 10.25 0.50 U.S. 3-year dollar swap spread 7.25 0.75 U.S. 5-year dollar swap spread 3.50 0.00 U.S. 10-year dollar swap spread -2.50 -0.25 U.S. 30-year dollar swap spread -25.25 0.00 (ーからご覧ください)
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