アジア株式市場サマリー:引け(29日)
(配信時間に応じて内容を更新します) [29日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 中国 上海総合指数 2914.6964 + 4.7858 + 0.16 2894.8297 2934.9768 2890.6645 前営業日終値 2909.9106 中国 CSI300指 3663.909 -8.352 -0.23 3642.542 3693.227 3637.348 数 前営業日終値 3672.261 香港 ハンセン指数 27235.71 -155.10 -0.57 27226.95 27429.37 27178.71 前営業日終値 27390.81 香港 ハンセン中国株 10390.45 -26.10 -0.25 10348.58 10498.72 10340.71 指数 前営業日終値 10416.55 韓国 総合株価指数 2023.32 -25.51 -1.25 2046.71 2046.71 2016.25 前営業日終値 2048.83 台湾 加権指数 10301.78 -10.53 -0.10 10277.35 10307.75 10227.44 前営業日終値 10312.31 豪 S&P/ASX 6440.00 -44.80 -0.69 6484.80 6484.80 6419.30 指数 前営業日終値 6484.80 シンガポー ST指数 3163.28 -2.04 -0.06 3151.89 3163.84 3147.17 ル 前営業日終値 3165.32 マレーシア 総合株価指数 1623.67 +9.10 +0.56 1614.68 1626.64 1611.48 前営業日終値 1614.57 インドネシ 総合株価指数 6104.106 +70.964 +1.18 6059.531 6112.431 6054.57 ア 前営業日終値 6033.142 フィリピン 総合株価指数 7797.75 +36.46 +0.47 7778.48 7816.38 7778.48 前営業日終値 7761.29 ベトナム VN指数 971.54 -0.46 -0.05 973.31 974.96 969.55 前営業日終値 972.00 タイ SET指数 1619.36 -12.68 -0.78 1631.29 1632.06 1618.71 前営業日終値 1632.04 インド SENSEX指 39502.05 -247.68 -0.62 39714.27 39767.93 39420.50 数 前営業日終値 39749.73 インド NSE指数 11861.10 -67.65 -0.57 11905.80 11931.90 11836.80 前営業日終値 11928.75 東南アジア株式市場はまちまち。ジャカルタ市場が反発し1%超の上げとなった一方、原油安や政治的 緊張の高まりを背景にバンコク市場は反落した。 ソウル株式市場の株価は反落。米MSCIの指数見直しやこう着する米中貿易協議への懸念が売り材 料となった。 外国人投資家は3603億ウォン(約3億0137万ドル)相当の売り越し。28日からの売越額は1 兆ウォンを超えた。ミラエ・アセット大宇のアナリストは、外国人投資家による売りは主にMSCI新興国 株指数の見直しによるもので、今週いっぱいは継続するとの見方を示した。 出来高は3億6827万株。取引された895銘柄のうち168銘柄が上昇した。 中国株式市場では優良株が下落。景気減速や米中貿易摩擦への懸念が重しとなった。海外勢が売りを出 した。 ただ安値拾いの買いで保険株と上海総合指数は上昇して取引を終えた。 金融指数は横ばい。不動産指数は1.55%安。ヘルスケア指数 は0.89%安。 海外勢は、香港株・本土株の相互取引を通じてA株を30億元(4億3395万ドル)以上売り越した 。 銀行株が0.85%安。中国金融当局が内モンゴル自治区の包商銀行を接収したことを受 け、不透明感が続いている。 接収を受け、短期金利は一時上昇したが、その後は低下している。中国人民銀行(中央銀行)は29日 、ネットベースで過去4カ月あまりで最大となる資金を銀行システムに供給した。 複数の関係筋によると、中国規制当局は、包商銀行の債務返済に関する説明を口頭で行った。最大で3 0%のヘアカット(元本削減)が行われる可能性がある。 ただ大手保険株は上昇。アナリストによると、割安感を背景に安値拾いの買いが入った。中国人民保険 集団が8.85%高、中国人寿保険が4.82%高。 中国政府がレアアース(希土類)の対米輸出規制を検討しているとの報道を受け、レアアース関連企業 は上昇。中国の習近平国家主席が先週訪問した江西金力永磁科技は値幅制限いっぱいの10% 高となった。 中国の共産党機関紙・人民日報は29日の論説記事で、貿易戦争を巡る米国への対抗手段としてレアア ースを利用する用意があると警告した。 深セン総合指数は横ばい。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト) 」総合指数は0.48%安。 香港株式市場は下落。米中貿易戦争打開の糸口が見つからず、世界経済への高まる懸念が投資家心理を 冷やしている。 セクター別では、エネルギー株(0.6%安)、IT関連株(0.9%安)、金融 株(0.53%安)、不動産株(0.63%安)が軒並み下落。 チャイナ・レア・アース・ホールディングスは23.53%急伸。中国主要紙は、中国が米国 との貿易摩擦でレアアース(希土類)を対抗手段とする用意があると伝えた。 シドニー株式市場は反落。世界経済の減速懸念を背景にリスク回避ムードが強まり、資源株やエネルギ ー株が下落した。一方、中国がレアアース(希土類)の対米輸出を停止する可能性が意識され、レアアース 関連株は上昇した。 鉱業株指数とエネルギー株指数はともに0.7%超下落した。 また、中国・大連商品取引所が一部の先物について取引手数料を引き上げると発表したことを受け、最 高値圏にあった中国の鉄鉱石価格が下落した。 資源大手BHPグループとリオ・ティントはそれぞれ0.6%安と0.7%安。これ に対し、レアアース生産のライナスやノーザン・ミネラルズ、ピーク・リソーシズは急上昇し、上昇率は9─20.5%となった。 中国共産党機関紙は、中国がレアアースを米国による対中制裁関税の報復措置に利用する用意ができて いると警告。中国は世界のレアアース供給の80%を担っている。 米中貿易摩擦への懸念から世界的に原油相場が下落するなか、石油・ガス関連大手のサントス とオリジン・エナジーはそれぞれ1.6%と2.5%下落した。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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