上海外為市場=人民元は小幅安、米利上げ継続見通しでドルが上昇

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対米ドルで小幅下落した。米国で利上げ継続が見込まれる中、ドルが幅広い市場で上昇したことが要因。
中国人民銀行(中央銀行)は、この日の元の基準値を1ドル=6.9476元と、3営業日連続で元安寄りに設定した。前営業日の基準値(6.9329元)と比べ147ポイント(0.2%)の元安で、1日以来の大幅な元安水準。
スポット市場の人民元は6.9500元で始まり、一時6.9608元まで下落した後、中盤時点で6.9590元で推移。これは前営業日終値に比べ30ポイントの元安、基準値に比べ0.16%の元安。
元は前週1%下落しており、これは週足で約4カ月ぶりの大幅安。
今週は一連の経済指標の発表が予定されており、トレーダーは積極的な商いを手控えている。外資系銀行のトレーダーは「市場は明確な方向性を見いだせていない」と述べた。
オフショアの1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.9543元で推移している。

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