オランダの親EUポップグループ、「帰ってこいよ英国」でデビュー

オランダの親EUポップグループ、「帰ってこいよ英国」でデビュー
 12月19日、英国の欧州連合(EU)離脱期限まで約100日となる中、オランダで「EU支持」を掲げて英国に残留を呼びかけるポップグループ「ブレユニオン・ボーイズ」が結成された。写真はロンドンで17日撮影(2018年 ロイター/Toby Melville)
[アムステルダム 19日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱期限まで約100日となる中、オランダで「EU支持」を掲げて英国に残留を呼びかけるポップグループ「ブレユニオン・ボーイズ」が結成された。
メンバーは22歳から25歳までの男性5人で、オランダ人大学生3人を含む。バンドの名前は、1990年代に成功を収めた英ポップグループ「テイク・ザット」から着想を得た上で、「英国との結束」を意味する造語を盛り込んだ。
第1弾シングルの曲名は「Britain Come Back(帰ってこいよ英国)」。「これで終わりだなんて信じられない」と嘆き、「英国よ、君は偉大だ。だが、私たちは一緒にいれば、もっと強くなれる」と歌い上げ、「帰ってこい。まだ間に合う」と「復縁」を呼びかける内容だ。今週、ビデオも公開した。
結成にかかわったアニメ作家のジュリア・フェルドマンさんは、2016年に英国が国民投票で離脱を決めたことを知った時のことについて「胸が張り裂けるほど泣いた」と回顧。バンドの結成は、英国のEU離脱を阻止するための「奥の手であり、死に物狂いの究極の試み」だったと述べた。
バンドは今後、英国のパブを巡ってメッセージを伝えたいと考えている。なお、EUや政治団体からは資金援助を受けていないという。
*キャプションを修正して再送します。

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