米金融・債券市場=2年債利回りが1年半ぶり低水準、FRB年内利下げ示唆受け
(表のレートを更新します。) [ニューヨーク 19日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 106*31.50 2.5401% 柄) 前営業日終 106*23.50 2.5520% 値 10年債(指標銘柄 17時05分 103*03.00 2.0285% ) 前営業日終 102*26.50 2.0580% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 101*03.50 1.7647% ) 前営業日終 100*25.50 1.8310% 値 2年債(指標銘柄 17時05分 100*23.38 1.7412% ) 前営業日終 100*16.00 1.8620% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物6月限 155*00.00 155*20.00 Tノート先物6月限 126*29.00 127*04.50 米金融・債券市場は、連邦準備理事会(FRB)が年内利下げを示唆したことを受け 、2年債利回りが2017年12月以来約1年半ぶりの水準に下がる場面があった。 2年債利回りが一時1.753%まで低下した。直近で1.755%、前 日は1.862%だった。 10年債利回りが2.031%で、前日終盤の2.058%から下がっ た。30年債利回りは2.54%と、こちらも前日の2.552%から低下 した。 FRBは18─19日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファン ド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定した。ただ不確 実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能 性があることも示唆した。 FRBはFOMC声明で、「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明。こ れまでの声明にあった金利調整に当たり「忍耐強く」対処するとの文言は削除した。[nL4 N23Q3NR]。 リジェンタトランティックの最高投資責任者(CIO)、クリス・コルダーロ氏は「 失業率もかなり低い水準が続く。景気が鈍化しつつあるものの、後退局面に陥る可能性に は近づいていない。この日や7月でさえ利下げを実施するのは時期尚早だろう」と話した 。 今回のFOMCで、17人の政策当局者のうち7人が年末までに政策金利を0.5% ポイント引き下げることが適切になるとの見解を表明。1人が0.25%ポイントの利下 げが適切との見方を示した。FF金利誘導目標が年内2.25─2.50%にとどまると の予想中央値が変化することはなかった。 キャピタル・エコノミクスの首席米エコノミスト、ポール・アシュワース氏は「金利 見通しの下方修正が控えめで、一段と大きな金融緩和を織り込んでいた市場に失望が広が る公算が大きい」と分析。FOMC声明は7月の利下げを示唆するほどの内容でなく、9 月までずれ込む可能性もあると指摘した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 2.25 -0.50 U.S. 3-year dollar swap spread 1.75 -0.25 U.S. 5-year dollar swap spread -1.50 0.00 U.S. 10-year dollar swap spread -6.75 -0.50 U.S. 30-year dollar swap spread -32.75 -0.50 (い)
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