米フェイスブックに届いた郵便物からサリン検出、社員など避難

米フェイスブックに届いた郵便物からサリン検出、社員など避難
 7月1日、米カリフォルニア州メンロパークにあるフェイスブックで郵便物を仕分ける施設に届いた不審な郵便物から猛毒サリンが検出されたことを受け、ビル4棟にいた同社の社員などが一斉に避難した。2018年撮影(2019年 ロイター/Elijah Nouvelage)
[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米カリフォルニア州メンロパークにあるフェイスブックで1日、郵便物を仕分ける施設に届いた不審な郵便物から猛毒サリンが検出されたことを受け、ビル4棟にいた同社の社員などが一斉に避難した。2人がサリンにさらされた可能性があり、検査を受けているという。フェイスブック本社があるメンローパークの消防保安官、ジョン・ジョンストン氏によると、午前11時頃にこの不審な郵便物を取り扱った人たちは、サリンによる症状を示していないという。
ジョンストン氏は「(フェイスブック)は同社に届く全ての郵便物を検査しており、1件で陽性反応があった。そのため通常の手順に従った。われわれはサリンが本物かどうかの検証結果を待っている」と述べた。
フェイスブックの広報担当アンソニー・ハリソン氏は陽性反応を受けてビル4棟から人々を避難させたと説明し、警察の捜査に協力していると述べた。
「当局はまだ見つかった物質が何かを特定していない。現在までに4棟のうち3棟は再び入ることが認められた」と述べた。

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