米金融・債券市場=横ばい、米中首脳会談に注目
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 107*04.00 2.5334% 柄) 前営業日終値 107*11.00 2.5230% 10年債(指標銘柄 17時03分 103*09.00 2.0068% ) 前営業日終値 103*09.50 2.0050% 5年債(指標銘柄 17時05分 99*29.25 1.7680% ) 前営業日終値 99*30.00 1.7630% 2年債(指標銘柄 17時05分 99*23.75 1.7569% ) 前営業日終値 99*24.75 1.7410% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月限 155*19.00 155*23.00 Tノート先物9月限 127*31.00 127*30.00 米金融・債券市場では、米中首脳会談を翌日に控え米国債はほぼ横ばいで推移した。 世界経済の足かせになっている米中通商摩擦が解消に向かうか注目されている。 トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、大阪市で開幕した20カ国・地域(G 20)首脳会議(サミット)に合わせ29日に会談を行う。トランプ氏はこ の日、記者団に対し、米中首脳会談は「生産的なものになると思う」とし、「何とも言え ないが、生産的なものになると思う。最低でも生産的なものになるだろう。何が起きるか 、どのような結果になるか見てみよう」と述べた。 ジェフリーズ(ニューヨーク)の短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「 G20を巡る先行き不透明性が強いため、週末を控えどちらの方向にもポジションを傾け たくないと考える市場参加者は多い」としている。 米中貿易戦争で世界経済の成長が減速する中、各国の中央銀行に対する緩和圧力は高 まっており、米連邦準備理事会(FRB)は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利 下げに踏み切るとの観測が大勢となっている。 FRBは18─19日に開いたFOMCで金利据え置きを決定すると同時に、不確実 性の増大などに対応するため年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性が あると示唆。これを受け、米10年債利回りは前週、1.974%と、約3 年ぶりの水準に低下していた。その後は2%前後で推移している。 この日は四半期末を控えポジション調整のための国債需要がみられた。 この日発表の米経済指標では、5月の個人消費支出(季節調整済み)が前月比0.4 %増と緩やかに伸び、市場予想と一致した。個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0 .2%上昇と、小幅な伸びだった。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 5.25 (+2.00) U.S. 3-year dollar swap spread 2.75 (+2.00) U.S. 5-year dollar swap spread -0.75 (+1.75) U.S. 10-year dollar swap spread -5.00 (+1.75) U.S. 30-year dollar swap spread -32.00 (+1.75) (い)
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