欧州市場サマリー(9日)
[9日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸。米中貿易摩擦解消への期待から世界的に株価 が上がった。また、住宅建設のテイラー・ウィンペイの業績見通しが好感され、部門全体が値を上げ た。 テイラー・ウィンペイは6.2%上昇した。住宅建設は英国の欧州連合(EU)離脱による英経済鈍化 への懸念で打撃を受けてきた部門だ。テイラー・ウィンペイは2018年の業績見通しを維持したほか、1 9年の売り上げについて前向きな見方を示した。同業他社も連れ高となった。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 続伸。米中が貿易戦争を回避できるとの期待が高まり、通商政策に左右されやすい 自動車とテクノロジー部門の値上がりが目立った。 STOXX欧州600種指数は取引時間中に3週間ぶりの高値をつけた。 自動車・部品株指数は2.44%、テクノロジー株指数は2.06%それぞれ上昇した 。 フランスの調理器具メーカーSEBは10.0%上昇した。米国のコーヒー機器メーカーの ウィルバー・カーティスを買収したことが好感された。アナリストらはコーヒー機器産業は収益性が高いと 評価した。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> 国債利回りが幅広く低下した。ベルギー、アイルランド、ポルトガルの国債入札に 対する強い需要を受け、大量供給が債券市場のボラティリティーにつながると懸念していた投資家に安心感 を与えた。 アイルランドとポルトガルは10日にそれぞれ40億ユーロの国債入札を予定しているが、合わせて4 00億ユーロの需要があるという。また、ベルギーが8日に実施した60億ユーロの10年債入札は過去最 高の需要を集めたという。 ポルトガルの10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)低下の1.79%。スペイン 10年債利回りは3bp低下の1.497%となった。 この日、最もパフォーマンスが良かったのはイタリア国債で、10年債利回りは6.5b p下げて2.9%。ドイツ10年債との利回り格差は267bpに縮小した。 ドイツ10年債利回りは2bp低下の0.21%。先週は2年ぶり低水準となる0.15 %を付けた。 ユーロ圏金融・債券市場: <為替> 欧州終盤 アジア市場終 コード 盤 ユーロ/ドル 1.1522 1.1462 ドル/円 108.38 108.90 ユーロ/円 124.89 124.86 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 347.70 +1.85 +0.53 345.85 FTSEユーロファースト3 1368.03 +6.18 +0.45 1361.85 00種 DJユーロSTOXX50種 3070.24 +15.30 +0.50 3054.94 FTSE100種 6906.63 +45.03 +0.66 6861.60 クセトラDAX 10893.32 +89.34 +0.83 10803.98 CAC40種 4813.58 +40.31 +0.84 4773.27 <金現物> 午後 コード 値決め 1288.6 <金利・債券> 米東部時間13時53分 *先物 清算値 前日比 前営業日終 コード 盤 3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31 独連邦債2年物 111.92 +0.03 111.89 独連邦債5年物 132.65 +0.10 132.55 独連邦債10年物 163.96 +0.22 163.74 独連邦債30年物 181.60 +0.46 181.14 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード 盤 独連邦債2年物 -0.587 -0.014 -0.573 独連邦債5年物 -0.333 -0.016 -0.317 独連邦債10年物 0.216 -0.013 0.229 独連邦債30年物 0.863 -0.008 0.871
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