「私は本物」、ナイジェリア大統領が死亡・クローン説を否定

「私は本物」、ナイジェリア大統領が死亡・クローン説を否定
 12月2日、ナイジェリアのブハリ大統領は、自分は「本物」だと表明し、死亡説や、そっくりの人物が代理を務めているとのうわさを否定した。国内で数カ月にわたって流れていたうわさに対し初めて沈黙を破った。写真はニューヨークで9月撮影(2018年 ロイター/Carlo Allegri)
[アブジャ 2日 ロイター] - ナイジェリアのブハリ大統領は2日、自分は「本物」だと表明し、死亡説や、そっくりの人物が代理を務めているとのうわさを否定した。国内で数カ月にわたって流れていたうわさに対し、初めて沈黙を破った。
来年2月に再選を目指すブハリ氏は昨年、治療のため5カ月にわたり英国に滞在したが、病名は公表されていない。こうした中、ソーシャルメディアや複数の政敵によって、ブハリ氏の代理をスーダン人のジュブリルと呼ばれるそっくりな人物が務めているとの情報が拡散されていた。
大統領は訪問先のポーランドで行った集会でナイジェリア人らに対し、「これは本物の私だ。断言する。近く76歳の誕生日を祝う。そしてまだまだ元気でやっていく」と語った。
また、「私が健康を害していたとき、多くの人が私の死を望んでいた」と述べ、うわさを広げた人々は「無知で非宗教的だ」と付け加えた。
大統領府は、「私は本物、ブハリ大統領がクローン説に反論」と件名を付けた電子メールでブハリ氏のコメントを公表した。
ブハリ氏が本物である根拠は示されていないが、本物発言の動画はユーチューブやフェイスブックで数千回再生されている。

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