インド、5G整備検証実験でエリクソンなど選定 中国系含まれず

インド、5G整備検証実験でエリクソンなど選定 中国系含まれず
インド政府は4日、次世代通信規格「5G」網整備に向けた検証実験で、装備や設備の発注対象となる企業にフィンランドのノキアやスウェーデンのエリクソンなどを選出した。ニューデリーで2018年開かれたモバイルコングレスで撮影。(2021年 ロイター/Anushree Fadnavis)
[ニューデリー 4日 ロイター] - インド政府は4日、次世代通信規格「5G」網整備に向けた検証実験で、装備や設備の発注対象となる企業にフィンランドのノキアやスウェーデンのエリクソンなどを選出した。中国の華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)は含まれなかった。
通信省が4日に出した声明によると、同国複合企業リライアンス・インダストリーズの通信事業部門、バーティ・エアテル、ボーダフォン・アイデアが国営企業と組み、都市部と農村の双方で検証する。
期間は6カ月で、5G機器や技術面での確認を行う。
政府関係者2人は3月、政府が同国で6月に導入予定の調達規則に基づき、ファーウェイの通信設備の利用を排除する可能性があると指摘。当局は中国企業について安全保障上の懸念を抱いており、調達では地元企業を支援する考えだと話していた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab